ロンドン生活

気になる!イギリスのスーパーマーケットって日本とどう違うの?

なぎ
なぎ
ロンドン在住のなぎです。
今回はイギリスのスーパーの日本と違った部分を紹介します。

これからイギリスに住んでみたい方で
イギリスのスーパーってどんな感じなのかな?日本のものは買えるの?
といった疑問を少しでも解決できればと思います。

本記事の内容

・ イギリスのスーパーの種類
・ 日本よりお買い得なもの
・ レディミールの多さよ
・ イギリスの肉事情
・ 国際色豊かな品揃え
・ お会計方法
・ 番外編:日系スーパー

この記事を書いている私は、今YMSビザで
イギリス・ロンドンに住んでいます。

今回は私が渡英前に心配していた食についての記事です!
渡英前は「イギリスはご飯がマズい!」と有名で
日本と同じような食生活が出来るのかなど心配していました。
イギリスのスーパーには日本違う食材や、
仕組みなどがたくさんあったので
紹介していきたいと思います。

イギリスのスーパーの種類

イギリスって歴史的に階級社会であることをご存知でしょうか?
日本で暮らしていた私からしたら、
え、いまだに階級とかどういうこと?士農工商みたいな??って感じなのですが
階級ごとに話し方や学校が違ったりするそうです。

階級は3段階だと言われてきましたが、
最近私が読んだ本では今は7つに階級が分類されているようです。
詳しいことはこの本を読んでみてください。

ちょっと高いし、内容も論文を読んでいる感じなので
そこまでおすすめはしませんがイギリスの現在の
様々な階級の方のお話が出てきて面白いです。

話がそれましたが、イギリスはこのように階級社会なので
スーパーも階級があって
高級スーパー・中流スーパー・激安スーパー
のように分かれていると言われております。

私の今住んでいる家の周りには、
Waitrose、M&S、Sainsbury’s、Aldiがあります。

ランク的には
高級スーパー:Waitrose、M&S
中流スーパー:Sainsbury’s
激安スーパー:Aldi
にあたります。

個人的な意見ですが、
WaitroseもM&Sも高級スーパーと言われていますが
日本のデパ地下のスーパーを想像していくと少しがっかりします。
他の階級のスーパーを圧倒する値段やレベルでもないですが、
やはりお惣菜などはおいしいものが多いですし
食材も他のスーパーには置いてないもの
新鮮なものが多いように感じます。

値段は購入するものによっても違いますが、
Sainsbury’sで£100のものを
他のスーパーで購入したら
Waitroseでは£120M&Sでは£110
Aldiでは£60くらいになるかなと思います。

私のスーパーの使い方は、
週末にWaitroseかM&S、Sainsbury’s
どれかの大型店に気分で行き1週間分の食材を買い、
週の半ばで足りなかったものを
徒歩で行けるSainsbury’sの小型店で買います。
Aldiへも徒歩で行けるので、
ゴミ袋やキャンドルなど品質を気にしていない
消耗品を買いに行きます。




日本よりお買い得なもの

イギリスでは日本の消費税に当たる付加価値税(VAT)が導入されています。
標準の税率は20%と日本に比べると高いのですが、
多くの食料品がゼロ税率となります。

そのため、外食では税金が20%とチップが上乗せされて
とても高いのですが、食料品は税率が0%となるため
意外と自炊をすると食費は日本と変わりありません。

特にイチゴやブルーベリーなどフルーツ
日本の3分の2ほどの値段で販売されているため
私は本当に毎日イチゴを食べています

もちろん日本のように
形がそろっていたりする訳ではありません
私はある程度の糖度があればいいので
全く気になりませんし、フルーツが大好きなので
南国でもないのに毎日フルーツが食べられて
とっても嬉しいです!

他にも近隣のヨーロッパ諸国から輸入された
生ハムやチーズなどは日本で購入するより
ずっとお得なので、私はスペインのハム
常に冷蔵庫に常備しています!

ちなみに、多くの食料品がゼロ税率と書きましたが
スーパーに売っているものすべてがゼロ税率ではありません
酒やジュースなど、瓶やボトルに詰められたもの
標準税率の20%が適用されます。
また、チョコレートやスナックも標準税率の20%が適用されます。

しかし、ケーキ類とビスケット日常的な食べ物とされるため
ゼロ税率となります。
紅茶の国、イギリスらしい考え方ですよね。

レディ・ミールの多さよ

日本で調理済み食品と言ったら、
スーパーの外側の方にお弁当や揚げ物など
そのスーパーで作られたものが並んでいるものや
冷凍コーナーに少しだけある
一人前の定食セットとかではないでしょうか?

イギリスのスーパーではレディミールといって、
調理済みのレンジでチンするだけの1〜2人前の冷蔵・冷凍食品や
味付け済みの肉などずらっと豊富に揃えられています。

種類も様々で、
イギリス伝統料理のフィッシュパイサンデーローストから、
イタリアンなピザラザニア、イギリス人の大好きなインドカレー

タイのグリーンカレー、中国の春巻き、日本のチキンカツカレー
さらに鶏肉や野菜のたっぷり入ったスープや、
デザートのパイまでありとあらゆるレディミールがあります。

私はまだ数種類しか試していませんが、
美味しいものも多く、よくランチで利用しています。
※写真の商品はおすすめではなく、あくまで一例として掲載してます。

なぎ
なぎ
一食作らなくてよくなるだけで
ストレスも軽減出来るのでおすすめです!

イギリスって日本と比べて許可されている
食品添加物の種類がだいぶ少ないらしいので
コンビニご飯を食べているような
罪悪感はなく食べられています。

国際色豊かな品揃え

イギリスは日本と同じ島国ですが、
遠い昔から大陸から何度も侵略されたり
労働力を補うために旧植民地から大勢の人を連れてきたり
(ってか、今の王室はドイツ系だし)
昔から様々な外国人が共存しています。

そんなイギリスのスーパーでは
世界各国の食材や調味料が売っています。
例えば、お米を食べているイメージがあまりないかもしれませんが
お米の種類は十種類以上は取り揃えられています。

Sainsbury’sの小型店でもアジア調味料コーナーがあり
なぜか日本のラムネが売ってます。

また、もうこれはイギリスの国民食と言っても
過言ではないカレーのキットやナンもあります!

なぎ
なぎ
それ以外にもタコスなど様々なものがあるのですが、
まだ未開拓なので今後少しずつ開拓していきたいと思います!




イギリスの肉事情

イギリスのスーパーには、
牛・豚・鶏・羊・七面鳥など様々な種類のお肉が
大容量で売っています。

私が1番驚いたのはクリスマスの時期でもないのに
鶏1羽が丸ごといつでも売っています。
それも£3〜など、とっても低価格で販売されています。

手間がかかってないとここまで安くなるのかと衝撃でした。

これだけ色々な種類のお肉が売っている
イギリスのスーパーですが、
日本でよく買っていた薄切り肉はありません

薄切り肉はもともと日本のような
ナイフとフォークではなく
お箸で食事をするときに食べやすいように
カットされたものなのでイギリスのスーパーには
売っていないんですね。

私は火の通りも早くて調理しやすい
薄切り肉が好きなのでこれは私の中で
結構な残念ポイントでした。

また、イギリスのベーコンは日本で一般的に食べられている
アメリカンなベーコンとは違って
焼いてもあまり美味しそうな焼き目が付かない
プラス、とてつもなくしょっぱいので注意です。

ベーコンが必要な時はベーコンではなく、
生ハムを使うか、よく角切りで売られている
イタリアのパンチェッタを使用するのがおすすめです。

また、イギリスで肉を購入すると大体こんなふうに
オーブンやフライパンで何分焼いたらいいか目安を書いておいてくれます。

この豚のかたまり肉だと、140℃で2時間半ですね。
調理中はいい匂いすぎて、地獄でした。

オーブンを使い慣れていない私にとっては
本当にありがたい表示です!

お会計方法

日本のスーパーでは
かごをレジにぼーんって置いたら
店員さんが立ちながらバーコードをスキャンして
右から左へとお会計済みのかごへとまた入れてくれたり、
場所によっては袋詰めまでしてくれるところもありますよね。

ですがイギリスでは違います。
基本的にはレジ台はベルトコンベアになっており
その上に店員さんがスキャンしやすいように
自分で商品を置いていきます

店員さんがスキャンしてくれた商品は
どんどん横に流されていくので
またそれを自分でキャッチして
自分の袋に入れていきます。

ちなみに、イギリスではレジ袋がすべて有料なので
レジの横に販売されている袋を購入するか、
家から買い物袋を持ってくる人がほとんどです。

イギリスでは有人レジの他にも
無人のレジが多くのスーパーで導入されているので
購入品が少ない人はそちらを使用することが多いです。

セルフレジは基本的に現金は使用出来ません。

さらに、WaitroseやSainsbury’sでは
自分で商品をお買い物中にアプリでスキャンして
レジでは再度スキャンせずにお金だけ払える
超時短なシステムもあります。

この前このシステムを初めて使ったのですが、
商品をかごではなくそのままバッグに入れられて
レジのところで商品を出し入れする必要がないので
とっても便利でした!



番外編:日系スーパー

イギリスのスーパーでは基本的な
野菜やお肉、醤油などは手に入れられます
やはり日本でよく使う料理酒や白みそなどの調味料系や
海藻や納豆の欧米ではあまり食されていないものは
手に入りにくいです。

先日私は渡英時に持ってきた料理酒などが
底をついてきたのでロンドン中心地にある
日系スーパーらいすわいんへ行ってきました。

なぎ
なぎ
中は日本のもので溢れていて、
欲しかった料理酒や納豆、爪楊枝までも購入出来ました!

日本で購入するよりももちろん割高ですが、
私は液体物は重いしらいすわいんで購入する方が
日本から持ってくるよりもいいなと感じました!

以上がイギリスのスーパーの日本と違った部分でした!

まとめ

ここは日本ではないので、
欲しいものが手に入らないこともあるし
買ったものが好みの味付けではないなと思うこともあります。

しかしそれがあまり気にならないくらい
様々な食材や食品が売られていて
人生の楽しみが食と旅行くらいしかない私でも
実際に食で困ったことはないです。

むしろ、
グルテンフリーやビーガンの方向けの食品など
色々な方向けの食品が販売されているので
イギリスに来た機会に日本ではチャレンジしたことがなかった料理
トライしてみるのもいいかもしれませんね。

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