ロンドン生活

コロナ禍のイギリスロンドンで就職したお話。~面接・給与・応募方法~

今回はコロナ禍のロンドンでお仕事を始めた私の就職活動について書いていきます。

この記事を書いている私は、2020年3月にロックダウン中のイギリスのロンドンへ引っ越してきました。

私はずっとオフィスワークをしたいと思っており、ようやくロックダウン中でも日系金融機関でのフルタイムワーク(在宅)に就職できたのでその過程等をまとめていきたいと思います!

お仕事の探し方

私がお仕事探しのメインで使っていたのは、エージェントの紹介です。
在英法人御用達の掲示板MixBで見つけた日系のエージェントに渡英前から登録していました!

エージェントについて

私は英語を使って仕事をしたい!や、日系ではない会社で就職したい!なんてことは一切なく、オフィスでする仕事をくれたらなんでもいいし出来たら日本語話してたい。というスタンスだったので日系のエージェントに登録してお仕事の紹介を受けていました。

登録したのはこの3つ
・Centre People
・Access Appointments
・JACリクルートメント

結果から言うと私はCentre Peopleから紹介していただいた先で就職しました

Centre PeopleAccess Appointmentsは大体紹介してくださる求人は一緒ですが、たまに漏れていたりするのでどちらにも登録していていいかと思います。

JACリクルートメントはほとんど求人も連絡もなく、こちらから連絡してもレスポンスが遅かったりしたり担当者の方が上からだったり、私はあまりお勧めしません。

 


登録方法

エージェントに登録するには、各エージェントのウェブサイトから名前やCV(英文履歴書)を登録します。
その後、エージェントから連絡が来てどんなお仕事を希望するのかや今までの職歴について面談をします。

私は渡英前2か月くらい前に登録したのですが、求人を募集している会社はすぐに働き始めてほしいというところが多く渡英1か月前から応募し始めようという話でした。

面談は基本的にエージェントの事務所に行って行われるらしいのですが、私は渡英前だったのでSkypeでのオンライン面談でした。

今もロックダウン中なので、こちらに登録される場合はオンライン面談になると思います。

私の時の面談では、職歴の内容を詳しく聞かれたり強みやどんな職種を希望しているかを聞かれました。また、英語力のチェックのための簡単な英語での面談もありました。

これは面接でないので、英語ができないからアウト!というわけではありません。

その後、希望職種の求人情報を聞いたりしました。
ちなみにその後エージェントから聞いた話では、2020年3月のロックダウン後に求人が9割減ったとのことでした。

応募・面接

求人が9割減った中だったので、私が希望していた事務系の職は月に2・3件募集があるくらいでした。

今の時期は、永住権などを持っている方なども人員削減されてしまい求職者が溢れており、YMSビザなどの期限がある方には就職しずらい状況とのことでした。

それに片っ端から応募していたのですが、最初に内定をいただいたお仕事が毎日オフィスへの出勤が必要で通勤時間が往復3時間もかかり辞退することになってから、自分の家から通えるかもしっかり考えてから応募するようになりました

交通費について

ちなみにほとんどのイギリスの会社は日系でも交通費が出ません。(アルバイトを含め)
交通費が安くないロンドンでは距離も大切だということを学びました。

ロンドンで職探しをする場合、日本企業やレストランなどは北や西のほうに多くあるため、これから渡英する皆さんは、そちらの方でお部屋探しをすることをお勧めします!

応募しても書類審査で落ちることがほとんどで、私の場合面接に進めるのは月に1回くらいでした。
基本的にコロナ禍のため、面接もオンラインで行うことがほとんどでした。

面接時の服装はオフィスカジュアルで襟付きのシャツやジャケット、スーツ等は着用しておりませんでした。

面接の内容は各社様々でしたが、やはり新卒採用ではないので即戦力が欲しい企業が多く、お仕事内容の説明をしていただき自分の今までの経歴とマッチするのかがみられていたのかなと思います。

英語面接に関してですが、私が面接していただいた中では1社のみでした。
イギリス人の方が面接の途中で出てきて、簡単に仕事で求めていることやなんでイギリスに来たのか、この仕事で不安なことはあるかなどを質問されました。

私はお仕事で英語を使用したことがなく、TOEICや英検なども持っていませんし扇風機のことをwindy machine と言ってしまうくらい英語が出来ませんが、英語の面接は無事合格しました。

日系企業はそこまで英語の流暢なスピーキング力は求めていないのかなと感じました。

その他に印象に残っている会社は、

・ロックダウン中にもかかわらずオフィスまで面接に行き、CVを事前に送っているはずなのに、英語の資格がない、英語で面接していないのにあなたの英語力ではこの仕事は無理、在英歴が長い方が欲しいんですよねと言われ10分で帰された。→不合格

・1時間くらいあった面接で面接官が50分くらい話して、次の面接時の課題を出されたが、合否の連絡が1か月来ずに結局他の人に決まった。→不合格

・面接中にエクセルでの問題をメールで送られ回答してくださいと言われたが、私のPCにはエクセルが入ってできなかったため、その問題を解説され終了。→不合格

ちなみにこの一番最後のところは私が今働いている会社だったのですが、同じ会社の別ポジションに応募して、合格しました
なので、一度落ちても別のポジションの求人が出たらどんどん応募していいと思います!

人事の人との面接はあまりなく、実際に一緒に働くことになる上司の方たち(日本人)との面接が多かったです。


就職した会社のこと

私がこの会社に応募した時期は2020年9月上旬、面接をしたいと連絡がきたのが1か月後の10月でした。その時にはもう落ちたと思っていたのでとっても驚きました。

その後、3回のオンライン面接で5人の面接官と面接をし内定をいただいたのが11月中旬でした。
この間も、次回の面接は次の週で!とか、2週間以上次の面接の日程が決まらなかったり色々ありましたが内定をいただきとても安心しました。

就活を始めてから7か月もかかって就職することができました!!!
ちなみに一緒に入社した方は、他のところは受けずに1社目で内定をいただいていたらしいので、私は時間がかかったほうだと思います。

金融機関でのお仕事の経験は一切なかったのですが、この状況で在宅でお仕事を一人で遂行できるという前職での経験等を買われて今回は合格をいただけたのかなと思っております。

雇用形態ですが、正社員ではなく個人事業主として契約して延長を繰り返していくという不思議な形態です。意外とこういう形態はイギリスに多く、イギリス人の彼曰くそちらの方が手厚い福利厚生はないけどお給料が高く、イギリス人でも正社員ではない方を選ぶ方も多いそうです。

ちなみに、彼の会社ではそういった方はコロナの人員削減でいち早く対象になっていました。

今の私の雇用形態だと、お給料は日給計算され毎週末にお給料が振り込まれる仕組みとなっており浪費家の私としては大変迷惑な感じですが、やはり毎週お給料が入ってくるのはモチベーションになってよい面もあります。

お給料は、アルバイトで働いていた時よりも2倍以上になりましたし、日本で会社員として働いていた時よりもだいぶ上がったので、エンジニアの方や優秀な方たちが日本から出て海外就職したくなる気持ちがよくわかりました。

社内で使用する言語ですが日系の金融機関とはいえ、フロント業務以外の従業員のほとんどは日本人ではなく社内のオリエンテーションやE-learning、お客様とのやり取りも9割英語ということに打ちのめされています。

日本語でも金融機関で使われる言葉が分からなくて、無意識に日本語なのにGoogle翻訳にかけたこともあります…。

まとめ

私はイギリスに来たらすぐにできると思っていた就職に7か月もかかり、その間に想定していなかったアルバイトを2つ経験しました。

結果的に、お寿司は巻けるようになったし8月にあったEOTHOで自由にランチしたり予想外にいいこともありました。

ですが、就活中は刻一刻となくなるビザの残りを気にして焦ったり、アルバイトの給料に絶望したり月に1回はメンタルをやられて動けないみたいな日もありました

今このコロナ禍で仕事をいただくことは、アルバイトも含め大変な状況です。
渡英してから就職しようと思っている方は渡英前でいいので一度転職エージェントなどに現在の採用状況がどのようになっているか聞いてみるといいかと思います。