旅行

コーンウォール・デヴォンへクリームティーを求めてロードトリップ!




ロンドン在住のなぎです。
今回は渡英後初めてイギリス・コーンウォールへ旅行に行ったので、まとめておきたいと思います。

これからコーンウォールに行かれる方で

どこに行ったらいいのか?
おすすめのレストランは?

といった疑問に少しでも助けになればと思います。

本記事の内容

・ きっかけ
・ 1日目〈 メイフィールド 〜 トルーロ 〉
・ 2日目〈 セント・マイケルズ・マウント 〜 ペンザンス 〜 ニューキー 〉
・ 3日目〈 セント・アイブス 〜 ニューキー 〉
・ 4日目〈 デヴォン 〉

この記事を書いている私は、3泊4日(2020年7月11−14日)にイギリス人の彼と車でロンドンからメイフェア〜コーンウォール〜デヴォンを旅行してきました。

きっかけ

私はお恥ずかしながら、この1ヶ月前まではコーンウォールという地名も全く知らなかったです…。
しかし6月26日はナショナル・クリームティーの日ということで、Twitterのフィードに在日英国大使のこのツイートが流れてきました。

これによると、大使のふるさとであるイギリスのデヴォン州がクリームティーの天国で隣のコーンウォール州とスコーンに先にジャムをのせるか、クロテッドクリームをのせるのかを長年議論しているとのこと。

この時、私は毎晩ネトフリのお供にクリームティーというカロリー爆弾を楽しんでいたのですぐにコーンウォールとデヴォンのクリームティーを堪能せねば!!という使命感にかられました。

そして彼に行きたい旨を伝えたところ、いつもはイギリスの役所並みに手続きが遅い彼が1時間後にはコーンウォールのニューキーという街にホテルをとってくれていました。(感&動)

そして私の予定がちょうど開いたので、追加で延泊しようと思ったのですが最初に予約したホテルが開いていなかったためトルーロという街にも泊まることとなりました。そしてどうせならと、ちょうど時期だったためコーンウォールに行く前にメイフィールドのラベンダー畑にも行くこととなりました!

1日目〈 メイフィールド 〜 トルーロ 〉

この日はとってもお天気がよくとってもドライブ日和!
出発が予定よりも1時間遅れましたが、しっかりとガソリンスタンドに寄って給油やタイヤの空気をちゃちゃっと入れてから出発!

ロンドンからは1時間弱くらいで到着。
1人£4の入場料を支払いました。こちらはカードのみOK
駐車場はラベンダー畑をぐるっと囲むようにありました。

私たちは土曜日の10時半くらいに到着しましたが、
渋滞などもなくスムーズに入ることが出来ました!
しかし、午後になると駐車待ちなどになるようなので
出来るだけ午前中に行くのがおすすめです。

初めての一面のラベンダー畑はとってもさわやかで、ふんわりラベンダーの香りも漂っていて自分が絵本の中の主人公になってような気分になれます。

ラベンダーと一緒に写真を撮ろうと近づくと小さな蜂がたくさんいるのに驚きますが、日本にいるスズメバチみたいな物ではなくコロンとした感じのプーさんに出てくる系の蜂です。

またこちらではラベンダーの束やお茶などが売っていたりするとの情報で行ったのですが、彼にとてつもなくせかされ滞在時間20分くらいで強制終了。
これはほんとに今でも根に持っていて、2週間経った昨日このことで喧嘩しました。笑

皆さん、メイフィールドに行ったら私の分までお土産コーナーを見て来てください!
(お願い)

それから6時間半のコーンウォールへのドライブがスタート!

途中で少し渋滞があってなんでだろうと思っていたら
何とあのストーンヘンジが!!!

みんなそこで減速していたため渋滞が起きていました。

私は初めてみたのですが、周りはほんとに草原と牛しかいないところにぽつんと現れていて宇宙人の仕業以外の何ものでもないなと思いました。(神妙)

そんな長距離ドライブの末に18時に予約していたレストランへ。
ホテルの近くで、トルーロの中では評価が良かったこちらの美味しい海鮮が食べられそうなこちら。

Hooked! Restaurant & Bar

名前や外観がかわいくて、田舎町の海鮮レストランという感じ。

私はあまりアルコールを飲まないので、ソフトドリンクの中にあったジンジャービールという物を頼んだら大正解!!
こちらで初めてジンジャービールを飲んだのですが、ビール感はなくジンジャエールの大人版でした!辛口のジンジャエールが好きな方はこれもきっと好きなはずです。
ロンドンに帰って来てからも大体のレストランやパブで取り扱ってることを知りました。

まずは前菜。ハムやソーセージなどの盛り合わせとムール貝。
ハムやソーセージなどの盛り合わせは普通という感じ。
ムール貝は新鮮でぷりぷりだったのですが、ソースはまあ普通に美味しいという感じ。

メインはロブスターとエビのグリルと、本日のおすすめの大きなエビ(名前が出てこない)のグリーンカレーパスタ。

どちらも素材は良かったです!

ロブスターとエビのグリルの方はまずまずと言った感じで、パスタの方は素材の味を殺しにかかってました。パスタもやわやわでした。

こちらのお店の評価はです!
特におすすめはしません。

この日はこのままホテルに行き就寝。

2日目〈 セント・マイケルズ・マウント 〜 ペンザンス 〜 ニューキー 〉

ホテルに朝食がついていたので、初めてフルイングリッシュブレックファーストを体験。

不味くはないのですが、全部塩分強めの味付けなので毎日食べていたら糖尿病確実です。
現代のイギリス人に毎日食べる人はあまりいないようですが、
イギリス人の彼の祖父母は昔これを毎朝食べてたらしいです…。

セント・マイケルズ・マウント

この日はとってもお天気でホテルを予定時間通りに出発し、まずはイギリス版モンサンミッシェルと言われているセント・マイケルズ・マウント(Saint Michael’s Mount)へ。

こちらは私が行った週にはお城が閉城していましたが、一度見てみたかったので朝一で行ってきました。

セント・マイケルズ・マウントの対岸のマラジオンビーチには地元の方が日光浴をしたり、パドルボートをしていたり観光地というよりもっとのんびりした雰囲気でした。

潮の満ち引きの時間によって島にはこの海岸から歩いていけますが私が行った時には15時頃にならないと渡れないとのことでした。

このビーチのあるマラジオンの町はとっても小さいのですが、建物がかわいいのでここにきたらさらっと回るのをおすすめします。

本当に小さいので30分もあれば十分だと思います。

ペンザンス

こちらの町はコーンウォールの玄関口とも言われているところです。
ハーバーにはたくさんのヨットが停泊しています。
私が行った時はコロナの影響+日曜日だったので、行きたかったティールームやカフェが全てお休み…。コーンウォールの有名なパイであるコーニッシュ・パスティも見つからず。
しかし、何としてでもクリームティーは注文したかったのでなんとかクリームティーを提供しているパブを見つけました!

The Dolphin Tavern

1セットのクリームティーに3つのスコーンが!!
しっかりコーンウォール流でジャムの上にクロテッドクリームのスタイルでいただきました。
これだけでお腹がいっぱいになりました。スコーンはほっくりタイプ。

町を歩いていると初めて見るゴールドの郵便ポストが!!

調べてみると2012年のロンドンオリンピックの際に、金メダルを獲得した英国選手の地元のポストが赤から金色に塗られたそうです。
このポストは、Helen Gloverさんがロンドンオリンピックのボート競技で金メダルを得たことから、ポストが金色に塗られたみたいですね。

ミナックシアター

ペンザンスのあとはミナックシアターへ!
こちらはロウィーナ・ケイドという一人の女性が、50年もの長い時をかけて石を一つ筒積み上げて作った屋外劇場です。

Cornwall Liveより引用

こちらはペンザンスから車で30分ほどのところにあります。
が、1本道の山道をひたすら走り対向車が来たらすれすれのほっそい道なのであまり運転に慣れていない私は助手席にいてもヒヤヒヤでした…。

そして着いたミナックシアターですがまさかの着いてから、入場にはチケットがいることが発覚!!当日券もその日は売り切れでシアターを見ることは出来ませんでした。

ですが、その劇場の横道からとっても綺麗なビーチを発見!!

イギリスのビーチというより南イタリアにありそうな透明度抜群のビーチ!!
このビーチを見つけられたことがこの旅のハイライトって言えるぐらい感動!!!
水着を持って来ていなかったので、次は絶対にミナックシアターとこのビーチにリベンジしようと決めました!

ランズエンド

ミナックシアターの次は「地の果て」を意味する「ランズ・エンド(Land’s End)」に来ました!なぜランズ・エンドかというと、イギリス本土最西端の地の果てにあるから。

2012年のロンドンオリンピックの際には、聖火リレーの出発地として採用されたそうです!

ランズ・エンドには小さなショップやレストランが少しあるだけで、特にすることはありません。

ここがランズ・エンドです!って感じのこの白い標識と一緒に写真を撮るためにはお金を払わなければいけなかったので私は撮ってません。
写真を撮る時には日付が書いてあるところに自分の名前を入れたりアレンジしてくれますよ。

ニューキー

ランズ・エンドの次は2日目と3日目に泊まるお宿のある、ニューキー(Newquay)へ移動。

今回はホテルというより海に面したゲストハウスという感じ。こちらでは、コロナ対策のためにチェックインは外で距離をとって行われたり、リビングルームのような共用部分は閉鎖、何か聞きたいことがある場合はチャットで連絡を取るという形でした。オーナーさんたちがとてもいい方達で、人気の宿という理由がわかりました。

お部屋から夕日もとっても綺麗に見えました。お部屋で一息ついてから、ディナーへ。

Bush Pepper

この日はお昼を食べていなかったので、お腹はぺこぺこ。
前菜で頼んだカラマリと、このアボカドがココナッツでぐるぐるにされた物が本当に美味しかったです!!(カラマリは美味しすぎて追加しました。笑)

そして私はメインにお魚。ちょっと泥臭くてそんなでもなかったです。
この下に敷かれていたスイートポテトがとっても甘くて感動レベルでした!彼のメインはラムステーキ+エビ。
本当にラム??って言うほどラムのうまみがなくてがっかりでした。
評価としてはです!

3日目〈 セント・アイブス 〜 ニューキー 〉

今回泊まったThe Lyncroftでは、朝はモーニングが付いていました。
コロナ感染対策で前日にメニュー表の中からドリンクやヨーグルト、メインはエッグベネディクトや色々あるのですがその中から何が何品必要かを全て書いて所定の場所に置いておきます。
すると翌朝の朝食を予約した時間にテーブルにはオーダーした物が揃っていて、スタッフとの接触も最小限でした。
他の宿泊者とは朝食時間がズレるように調整されるため、顔を見る程度の接触でした。

本当にここの朝食がヨーグルトからなにからなにまで美味しく、写真を撮る前に食べてしまったのが少し後悔です。
彼がBooking.comで予約してくれた時は全く期待していなかったのですが、写真で見るよりも泊まってみて良さを実感するタイプのゲストハウスでした!

高級ホテルみたいな感じの良さではないのですが、ローカルなおもてなしホテルという感じで私たちが予約した時は2泊2人で£200だったので安いしまたコーンウォールにいく時は泊まりたいなと思いました。

セント・アイブス

3日目は午後からお天気が崩れそうだったので、予定を変更して朝からセント・アイブス(St. Ives)へ。

こちらは、今回の旅で1番賑わっていた町でした!
もともと港町として栄えた町で、今はビーチリゾートとしてたくさんの観光客の人が訪れていました。
町には駐車場が少なく、私たちは10時頃に到着したのですが駐車場を探すのに30分ほど費やしたので車で行かれる方は朝一がおすすめです!

少し中に入ると細い道にたくさんのかわいい小さなショップが並んでいます。

こちらはヌガーなのを売っているお店で、ディスプレイがかわいかったです。

もっと奥へ進んでいくと、住宅が並んでいます。
ロンドンと違って、のんびりとした雰囲気です。丘の上に教会があり、そこからの景色が素敵でした。
今にも雨が降り出しそうな空模様ですね。

案の定この後雨がぽつぽつ降り出して来たので、退散。
次の目的地へ向かいます。

クリームティー

この日1番楽しみにしていた山の中にあるティールームへ!

Rosemergy Cream Teas

周りは牧場などしかないところで、1本道の山道をひたすら走り、本当にこんなところにあるの??って感じでしたがありました!


意外と人気で、駐車場はぱんぱんでした。

このかわいいドアを抜けていくと…

素敵なお庭とお家が!!

天気は霧雨が降っていました。
クリームティーと彼はコーヒーをオーダー。

普段ならティーポットとティーカップでサーブされるのですが、コロナの影響で使い捨ての食器でサーブされたのが少し残念でした…。
クリームもジャムもとっても新鮮でした!

こんな感じの木に覆われた席を確保出来たので、雨にも濡れませんでした。

ニューキー

クリームティーから帰って来て、雨だったのでホテルでちょっと昼寝をしてからディナーへ。
もともと予約していたところはテラス席の予約で、天気が悪かった場合はキャンセルとのことだったのでキャンセルされ他のところへ…。

The Boathouse

寝起きで見つけたこちらはニューキーハーバーの目の前にあります。
席はコロナの影響でテラス席のみ解放。小雨が降っていたので寒いしなんかどんよりだし選ぶお店間違えたなーって感じでした。

ただ生け簀には大量のロブスターがいたので、ロブスターは食べれるなと安心。

とりあえずお腹も空いたし、最後の晩餐だし1kgのロブスターやムール貝、ホタテなどを注文。これが大大大正解!!!!

コロナの影響で全てお持ち帰り用ボックスでの提供。
全ての食材が新鮮でプリップリだし、ソースやサラダのドレッシングまでも全て完璧に美味しかったです!!本と申し分なしです。激推しのレストランでした。

この肉厚のホタテも下のドライトマトも美味しかったーーーー。

ニューキーにいかれた際はぜひ立ち寄ってください!!

評価は



4日目〈 デヴォン 〉

この日が最終日!

朝食を食べた後そのままコーンウォールからロンドンに向かう道中で、デヴォンのクリームティーを体験をします。

Southern Cross Guesthouse

こんな茅葺き屋根が立派なお家はロンドンでは見たことがなかったので高まります…!

お家の中で食べるかお庭で食べるか選べましたが、お天気がよかったので今回はお庭でいただきました。
私はハーフクリームティーを注文!彼はいつも通りコーヒー。
ハーフクリームティーなのでスコーンが2つですが、フルクリームティーだとスコーンが4つです。
こちらは今回の旅初めてのかわいい茶器で運ばれて来て本当に興奮!!
ジャムもクロテッドクリームもてんこもりです。


しっかりとデヴォン式のクロテッドクリームの上にジャムのスタイルで実食!
私はスコーンのおいしさや紅茶のおいしさも何となく雰囲気で美味しいとか普通とか言ってるレベルの人間ですが、こちらのスコーンは今回食べたコーンウォールのスコーンよりもおいしかったです!!

コーンウォールとデヴォンのクロテッドクリームとジャムどっちを先に塗るの問題は、私の中ではデヴォンの大勝利でした。

おわりに

今回は初めてのイギリスでのロードトリップでした!
コロナの影響をばんばん感じる旅でしたが、コロナに関わらず行きたいお店には事前に電話などして営業時間などを確認しておくのが大切だなと改めて思い知らされました。

コロナがなかったらきっと、私はイギリスの海沿いのコーンウォールなんて気にも止めてなかったのですがイギリスの田舎の方はロンドンと全く違った雰囲気でビーチも綺麗だし、とても楽しかったです!

ロンドンから日帰りで行ける海沿いの街なども人気ですが、時間に余裕があったらコーンウォールにも少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?